アイロンやコテの高温で髪に何が起こる?

毎朝のスタイリングにアイロンやコテを使っている人は多いと思います。

クセを伸ばしたり、毛先を内巻きにしたり、カールを作ったり。今では欠かせないアイテムですよね。

ただ、気になるのが「高温のアイロンを毎日使って、髪は傷まないの?」ということ。

結論からいうと、アイロンやコテの熱は髪に少なからず負担をかけます。ただし、温度だけでダメージが決まるわけではありません。

髪への影響を考えるときに重要なのが、温度、時間、回数、そして髪の状態です。

そもそも髪は、主にケラチンというタンパク質からできています。タンパク質は熱の影響を受けるため、高温のアイロンを長時間当てたり、何度も同じ場所を挟んだりすると、髪のタンパク質が変性していきます。

イメージしやすいのが「生卵」です。

生卵を加熱すると透明だった白身が白く固まりますよね。髪もタンパク質を含んでいるため、強い熱を繰り返し与えることで、内部のタンパク質に変化が起こります。

さらに注意したいのが、髪の水分です。

髪が濡れている状態では、内部に水分が多く存在しています。この状態で高温のアイロンを当てると、水分が急激に蒸発し、髪の内部で大きな負担になることがあります。

特に「ジュッ」と音がする状態でアイロンを使うのは避けたいところです。

また、アイロンの熱によってキューティクルにも負担がかかります。

キューティクルは髪の表面をうろこ状に覆っている部分で、内部の水分や成分を守る役割があります。熱や摩擦を繰り返すことでキューティクルが傷ついたり、めくれやすくなったりすると、手触りが悪くなり、ツヤが出にくくなることがあります。

そして、意外と見落とされやすいのが「摩擦」です。

アイロンで髪を強く挟んで引っ張ったり、何度も同じ場所を通したりすると、熱だけではなく摩擦による負担も加わります。

特にブリーチ毛、カラーを繰り返している髪、縮毛矯正をしている髪は、健康な髪と同じ感覚で高温アイロンを使わないほうがいいでしょう。

では、アイロンは使わないほうがいいのか?

僕はそうは思いません。

大切なのは「必要以上に熱を与えないこと」です。

髪をしっかり乾かしてから使う。必要以上に高温にしない。同じ場所に何度もアイロンを通さない。強く引っ張りすぎない。

これだけでも髪への負担はかなり変わります。

そして、縮毛矯正の施術でもアイロンの熱は重要な役割を持っています。

ただ熱を当てれば髪が綺麗になるわけではありません。薬剤によって髪の状態を変化させたうえで、髪の水分量やクセの強さ、ダメージ状態などを見ながら、適切な温度とアイロン操作をする必要があります。

つまり「アイロン=悪」ではありません。

問題なのは、髪の状態に対して必要以上の熱を繰り返し与えてしまうこと。

毎日のアイロンも、使い方さえ間違えなければスタイリングを楽しむことはできます。

髪を綺麗に保つためには、温度だけを見るのではなく「熱・時間・回数・摩擦」の4つを意識すること。

これが、高温アイロンと上手に付き合うための基本です。

 

SOLANA

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