白髪ぼかしにも効く|ハイライトカラーの魅力と仕組みを美容師が解説|池田市SOLANA
📌 目次
こんにちは!美容室SOLANAの贄川です。
今日はハイライトカラーの魅力を、プロ目線と根拠のある情報を交えて分かりやすくご紹介します。 「お洒落上級者だけのメニュー」と思われがちですが、いまは白髪ぼかしとして取り入れる方も増加。年代を問わず楽しめる万能デザインです。
ハイライトカラーとは?
ベースの髪色より明るい束(スジ)を部分的に入れて、全体を立体的・軽やかに見せる技法。細め~太め、枚数、入れる位置で印象を自在にコントロールします。 フルカラーと違ってポイントで明るくするため、デザインとダメージのバランスを取りやすいのが特徴です。
ハイライトの主なメリット
- 白髪が目立ちにくい(“線”で明るさを足すため、伸びた白髪との境目がやわらぐ)。注:詳しい理由は下の「色と髪の科学」で解説
- 立体感・小顔効果…暗⇔明のコントラストで奥行きが生まれ、髪が動いて見える。
- 暗髪でも垢抜け…ベースは落ち着いたまま、表面に光を仕込むイメージ。
- フルブリーチより計画的にダメージコントロール…必要な所だけリフトする設計が可能。AAD(米国皮膚科学会)は大きく明るくするほど薬剤強度が上がりダメージが増えると注意喚起しています。0
- スタイリング相性◎…巻き髪・外ハネでスジが浮き、普段のセットでも“こなれ感”。
なぜ白髪が目立たなくなるの?(色と髪の科学)
日本人の髪色はメラニン色素(ユーメラニン=黒~茶、フェオメラニン=赤~黄)が多く、白髪はこの色素が減った状態。
明るいハイライトを周囲に配置すると、明暗の差(バリューコントラスト)が緩和され、白髪の「一本だけ浮く」印象が弱まります。色彩学でも、隣接する色の明度差が大きいほど強いコントラスト知覚が生じることが知られています。1
ダメージは?フルブリーチとの違い
ブリーチは過酸化作用でメラニンを分解して明るくする技術。明るくするほどキューティクルやコルテックスへの負荷は増えます。近年の電子顕微鏡研究でも、過度なブリーチはキューティクルの破断・粗れなど毛髪形態の変化が確認されています。2
一方ハイライトは必要な束のみリフトするため、同じ明るさを全頭に求めるフルブリーチより全体ダメージを抑えた設計が可能。さらに、染毛やパーマが毛髪内部に与えるメカニズムを理解して施術計画を組むことで、仕上がりと持続性のバランスを最適化できます。3
※ダメージ許容量や必要な明るさは髪質・履歴で異なります。SOLANAでは塗り分け・時間差・濃度調整で負荷を最小化します。
白髪ぼかしとしてのハイライト(維持の目安)
ハイライトは白髪の「線」をデザインに取り込み、境目(デマーカション)が出にくいのが利点。海外メディアやメーカー解説でも、グレーブレンディングは自然に見え、メンテ頻度が低い手法として紹介されています(伸びても気になりにくい)。4
- 目安:6〜10週間で枚数・太さを微調整(個人差あり)。
- 紫外線や高温スタイリングは退色を早めるため、UV対策・160℃以下が推奨。5
ハイライトが向いているのはこんな方
- 白髪染め一辺倒から“白髪を活かす”デザインに移行したい。
- 暗髪のまま立体感・軽さを出したい。
- フルブリーチほどの負担は避けたいが、透明感は欲しい。
- 巻き髪・外ハネで動きを見せたい(スジが映えてこなれ感UP)。
よくあるご質問
▶ダメージはどのくらい?タップで開くタップで閉じる
フルブリーチより設計自由度が高く、必要部位のみ明るくできるため全体負担を抑えやすいです。強いリフトはダメージが増えるため、配合・時間・塗り分けでコントロールします。6
▶色持ち・褪色が心配ですタップで開くタップで閉じる
紫外線・高温は退色要因。屋外はUVスプレー、アイロンは160℃以下を目安に。ホームケアの見直しで持ちが向上します。7
▶アレルギーは大丈夫?タップで開くタップで閉じる
永久染毛剤に使われるパラフェニレンジアミン(PPD)は接触皮膚炎の主因の一つ。過去に反応歴のある方は施術不可、初めての方はパッチテストを推奨します。8
ご予約・お問い合わせ
ハイライトの太さ・枚数・コントラストは髪質とライフスタイルに合わせて設計します。白髪ぼかし~お洒落重視まで、お気軽にご相談ください。
アクセス
大阪府池田市石橋3-2-4/TEL 072-734-8439ハイライト設計とダメージコントロールが得意。白髪ぼかしからデザイン重視まで、似合わせをご提案します。