傷んだ髪ほどゴワつく原因は水道水?カルシウムイオンと金属イオンの関係を美容師が解説!

トリートメントをしっかりしているのに髪がゴワゴワする、指通りが悪い、乾かしても硬く感じる。そんな経験はありませんか?

実は、その原因の一つに、毎日使っているシャワーのお湯に含まれるカルシウムやマグネシウムなどのミネラルが関係している可能性があります。

特に、ブリーチやカラー、縮毛矯正などでダメージを受けた髪は、こうした成分の影響を受けやすいことが研究でも報告されています。

傷んでいない髪と傷んでいる髪の違い

健康な髪の表面は、キューティクルといううろこ状の組織に覆われています。このキューティクルが整っていると、髪内部を保護し、摩擦を抑えて指通りを良くしてくれます。

一方、カラーやブリーチ、縮毛矯正、アイロンの熱などによってダメージを受けると、キューティクルが欠けたり、表面を保護する脂質が減少したりします。

さらに、髪内部のタンパク質や脂質にも変化が生じ、髪の水分バランスや強度が低下することがあります。

つまり、健康な髪は表面の保護機能が比較的保たれているのに対し、傷んだ髪は外部の成分の影響を受けやすい状態なのです。

なぜカルシウムイオンなどが付着するとゴワつくの?

水道水には、地域や水源によって濃度は異なりますが、カルシウムイオンやマグネシウムイオンなどが含まれています。

これらは水の硬度に関係するミネラルです。

髪を洗うと、こうしたミネラルの一部が髪の表面に付着したり、毛髪の繊維内部に取り込まれたりすることがあります。

問題は、ミネラルが蓄積することで、髪の物理的な性質が変化する可能性があることです。

研究では、カルシウムやマグネシウムが毛髪に取り込まれることで、髪が硬くなる現象が確認されています。髪がしなやかさを失うと、手触りがゴワついたり、まとまりにくくなったりする場合があります。

また、ミネラルの付着が増えると、髪表面の状態やスタイリングにも影響する可能性があります。

ただし、ミネラルが付着したからといって、必ずゴワつくわけではありません。髪のダメージ状態や水質、使用するヘアケア製品などによっても変わります。

なぜ傷んでいる髪ほど付着しやすいの?

ここが今回、特に知っておいてほしいポイントです。

健康な髪とダメージ毛では、髪の表面や内部の化学的な状態が異なります。

カラーやブリーチなどで髪が酸化ダメージを受けると、毛髪を構成するタンパク質の一部に変化が生じ、システイン酸などの酸性基が増えることがあります。

こうした変化やキューティクルの損傷によって、ミネラルが毛髪と相互作用しやすくなる場合があります。

さらに、表面の保護機能が低下すると、髪の内部まで水が入り込みやすくなり、ミネラルが毛髪に取り込まれる条件も変わります。

実際に、毛髪のダメージ状態によってカルシウムやマグネシウムの取り込み量が変わり、傷んだ髪では比較的硬度の低い水からでもミネラルを取り込むことが報告されています。

つまり、傷んだ髪は単にキューティクルが乱れているだけではなく、髪そのものの化学的な性質も変わっているため、ミネラルの影響を受けやすくなるのです。

付着したミネラルを自宅でケアする方法

では、ゴワつきが気になる場合、どのようにケアすればよいのでしょうか?

1. 洗浄力の強すぎないシャンプーで丁寧に洗う

まずは頭皮と髪を十分に濡らし、シャンプーをよく泡立てて洗いましょう。爪を立てたり、髪同士を強くこすり合わせたりする必要はありません。

ただし、通常のシャンプーだけで蓄積したミネラルを十分に除去できるとは限りません。

2. キレート成分配合のシャンプーを検討する

ミネラルの蓄積が気になる場合は、キレート成分を配合したシャンプーや洗浄料を検討する方法があります。

キレート成分は、カルシウムやマグネシウムなどの金属イオンをつかまえて、洗い流しやすくする働きを持ちます。

代表的な成分には、クエン酸などがあります。

ただし、製品によって配合量や処方が異なるため、成分が入っていれば必ず十分な効果が得られるというわけではありません。ブリーチ毛や縮毛矯正毛は、洗浄力が強すぎる製品を頻繁に使うと、乾燥や手触りの悪化につながることもあるため、使用方法を守ることが大切です。

3. トリートメントで摩擦を減らす

洗髪後は、コンディショナーやトリートメントを使用して、髪表面を整えましょう。

トリートメントは、髪の表面を滑らかにして摩擦を減らし、指通りやまとまりを改善するのに役立ちます。

ただし、トリートメントでミネラルそのものを必ず除去できるわけではありません。ミネラル対策と、髪の手触りを整えるケアは分けて考えることが重要です。

4. シャワーの水質を見直す

水質の影響が疑われる場合は、シャワー用の軟水化装置などを検討する方法もあります。

ただし、一般的な塩素除去タイプのシャワーヘッドは、カルシウムやマグネシウムを十分に除去できるとは限りません。ミネラル対策が目的なら、製品の除去対象や性能を確認しましょう。

まとめ

髪のゴワつきは、ダメージや乾燥だけでなく、水道水に含まれるカルシウムやマグネシウムなどのミネラルが関係している可能性もあります。

特に、ブリーチやカラー、縮毛矯正を繰り返した髪は、ミネラルの影響を受けやすい場合があります。

池田市・石橋阪大前の美容室SOLANAでは、髪の状態を見極めながら、必要なケアをご提案しています。

トリートメントをしてもゴワつきが改善しない、髪が以前より硬く感じるという方は、髪のダメージだけでなく、日々のヘアケア方法も見直してみてください。

 

SOLANA

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