美容室で「直毛だからパーマがかかりにくいですね」と言われた経験はありませんか？

まず、直毛とは、髪の内部構造が均一で、キューティクルがしっかり閉じている髪質を指します。この状態の髪は、水分や薬剤が中に浸透しにくく、いわば“バリアの強い髪”。そのため、パーマの薬剤が髪の奥に届きにくく、カールを形成するために必要な変化が起こりづらいのです。

さらに、直毛の髪は「コルテックス（髪の芯）」がきれいに整列していて、ねじれが少ないのも特徴。そのため、髪がもともと持っている“クセ”が少なく、カールをつけるためには外からの力をかなり加えないと形が付きにくくなります。逆に、クセ毛や波状毛の方はもともとのねじれや凹凸があるため、薬剤によって形を変えやすいというわけですね。

また、直毛の方は健康毛であることも多く、パーマ薬剤が作用しづらい「バージン毛」であることも、あたりにくさの原因の一つ。バージン毛はダメージが少ない分、髪が薬剤を弾きやすく、しっかり反応させるには前処理や強めの薬剤が必要になることもあります。

当店では、直毛の方にパーマを施す際は、髪の状態に合わせた前処理や、薬剤の選定、ロッドの巻き方まで細かく調整して理想のカールを作っています。直毛でもふんわりしたスタイルを諦めないでくださいね！

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