【プロ向け】なぜ酸性ストレートで失敗が多いのか?失敗例と原因を徹底解説

こんにちは!

 
SOLANAのイノウエです!

最近、「酸性ストレートでの失敗が怖くて踏み切れない」「モデルでやってみたけど仕上がりがイマイチ…」という声をよく耳にします。

酸性ストレートは確かに優れた技術ですが、正直“失敗しやすい”のも事実。なぜなのか?この記事では、よくある失敗例とその原因をわかりやすく解説します。

なぜ酸性ストレートで失敗が多いのか?

酸性ストレートは、一言でいえば「繊細な技術」
その理由は主に以下の4つです。

1.毛髪診断ミスが命取りになる

酸性域で作用する薬剤は、アルカリ性より穏やかに見えて“内側に深く効く”のが特徴。
ダメージ毛 ブリーチ毛に使用することが多いですが、見た目以上にダメージが進行している場合は一撃アウトです。

2. 薬剤パワーの「読みにくさ」

アルカリ系と比べて反応が緩やかに進むため、薬剤パワーの判断が難しい。
時間を置きすぎればダメージに直結し、早めに流せばクセが残ることも。

3.熱との相性がシビア

アイロン操作 温度設定 プレスの強さなど、熱の加え方によって仕上がりが激変します。
特に濡れた状態でのプレスや高温の入れすぎは断毛の原因になります。

4.知識と経験が仕上がりに直結する

酸性ストレートは「感覚」ではなく「理論とデータ」が求められる技術。
毛髪のpH 等電点 薬剤の分子量や還元剤の特性など、基礎知識が足りないとリスクが跳ね上がります。

よくある失敗例とその原因

【失敗例1】中間〜毛先がビビリ毛になった

原因 ダメージレベルに対して薬剤が強すぎた、アイロン操作で熱変性
→ 特にブリーチ毛やカラー履歴が多い毛は、見た目以上に内部がスカスカ。
髪の強さより弱さを基準に薬剤選定と操作を!

【失敗例2】クセが全然伸びていない(リターン)

原因 薬剤の放置時間不足 or パワー不足、または薬剤の浸透不足
→ 酸性領域は反応が穏やかな分、「もうちょい攻めないと伸びない」ことも多い。
ただし無理に時間を引っ張ると断毛するので注意!

【失敗例3】根元から3cmが不自然に浮いた or ツンツンになった

原因 アイロン温度が高すぎる、テンションをかけすぎた、または薬剤残留
→ 酸性ストレートは熱変性しやすいため、根元1〜1.5cmは熱コントロールが重要。
「プレスする」のではなく「挟んで撫でる」くらいがちょうどいい。

【失敗例4】仕上がりがバサバサしている パサついている

原因 アイロンの水分バランスミス or 還元不足
→ 酸性ストレートは内部補強と水分保持が大事。
ケラチン CMC 酸熱系処理剤などの併用が必須レベル。

まとめ 酸性ストレート成功のカギ

成功のポイントは.
 毛髪診断(特に中間〜毛先のダメージ把握)
 薬剤選定(pH 還元剤の種類 分子サイズ)
 アイロン操作(温度 スピード プレス圧)
 処理剤(保護+補強+質感調整)

酸性ストレートは「薬剤を流して終わり」じゃない
処理剤との連携、熱の入れ方、そして正しい毛髪診断。すべてが噛み合って、初めてナチュラルで艶やかな仕上がりが生まれます。

 

SOLANA

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