パーマとストレートは同じ薬剤でも大丈夫?

こんにちは!

SOLANAのイノウエです!

美容室でよく使う薬剤には「パーマ剤」と「ストレート剤」があります。名前は似てるけど、実は目的も仕組みも違うんです。今回はその違いと、よく聞かれる「ストレート剤でパーマってあてられるの?」という疑問に分かりやすく答えていきます。

まずどちらの薬剤も、髪の内部にある結合を一度ゆるめて形を作り、また固定させるという流れ自体は同じです。違うのは、どんな形に固定するための“作り方”をするかにあります。

パーマ剤は髪を柔らかくして、ロッドで巻いた形に合わせてカールをつくるための薬剤。髪内部の結合をゆるめる力や、カールが付きやすいような膨潤のさせ方など、カール形成に特化した処方になっています。

一方、ストレート剤は髪をまっすぐに整える目的でつくられています。くせ毛特有の歪みをしっかり伸ばすために、薬剤のパワーや反応の深さが調整されていて、より均一な形に整えることに向いています。アイロン操作と組み合わせることで、滑らかでツヤのあるストレート状態をキープできるようになっています。

では本題。

ストレート剤でパーマはあてられるのか?

結論としては、基本的には難しいです。

理由はシンプルで、ストレート剤は「髪をまっすぐにする作用」に最適化されているから。髪の膨潤の仕方や還元の深さ、反応スピードなどが“ストレート向け”になっているので、カールをつけたいパーマ工程には合いにくいんです。

もしストレート剤を使って無理にパーマをつけようとすると、

髪が必要以上に柔らかくなったり、逆に還元が足りずカールが弱かったりと、仕上がりが安定しません。さらにダメージにもつながりやすく、理論上は可能でも、サロンとしてはおすすめ出来ません。

だからこそ、パーマにはパーマ専用の薬剤、ストレートにはストレート専用の薬剤を使うのが、安全で綺麗な仕上がりへの一番の近道です。

薬剤は目的に合わせて作られているからこそ、最大限力を発揮してくれます。

迷った時は、自分の髪の状態や理想のデザインに合わせて、美容師に相談するのが一番安心です。

 

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